正教会の聖歌
正教会聖歌
正教会では現地語で礼拝が行われる。日本へは明治の初めに聖ニコライによって正教が伝えられ、祈祷文が日本語に翻訳され、またロシアから招聘した聖歌指導者らによって日本正教会の聖歌が形作られた。
聖歌は祈りの言葉が歌われたものである。正教会の礼拝では聖歌以外でも司祭の高声、読経など全てが歌われるといってもよい。楽器を一切使用しない。神の讃美、聖書の言葉、祈願などの言葉が歌を通して人々の心に届けられるのが、正教会聖歌の特徴である。
(参考 「東方正教会の聖歌と奉神礼」http://www.orthodox-jp.com/maria/)
収録聖歌の解説
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― 正教会聖歌 [東京復活大聖堂聖歌隊・水の輪混声合唱団]から ― |
「アクシオン エスティン」(常に福(さいわい)にして)
神の母(生神女)マリヤを讃美する祈祷文である。この曲は聖体礼儀の開始前、主教入堂の
時に歌われるもので、聖変化の後にも同じ祈祷文が別のメロディで歌われる。
「大連祷」
聖体礼儀の冒頭で唱えられる十数か条からなる祈祷である。内容は、地上の全ての者に
神の恩寵が降ることを祈願するもので、聖歌隊はその都度「主憐れめよ」と応答する。
「第3アンティフォン」
「真福詞」と呼ばれ、新約聖書の福音書にある「福なる教え」(マタイ5:1−12)を取り上げて歌う。
この時に主の福音宣教を象る「小聖入」が行われる。
「天主経」
主イイスス・ハリストスが直接弟子たちに教えた祈祷(マタイ6:9−13)で、
信徒が聖体血を領ける前に唱えられる。「主祷」とも呼ばれ、教会では最も大切な祈り。
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― 正教会聖歌U [函館ハリストス正教会聖歌隊]から ― |
「主の名を讃め揚げよ」
早課の最も華やかな場面「ポリエレイ」で歌われる聖歌。「ポリエレイ」とは「油が多い」又は「光が多い」という意味で、
この時、聖堂内の全ての明かりが灯される。油は神の祝福を表し、光は主ハリストスの光栄を表す。
「聖ニコライの讃詞(トロパリ)」
日本での正教伝道において主ハリストスの12弟子(使徒)に準ずる働きをした「亜使徒日本の大主教聖ニコライ」に捧げる讃詞。
「降誕祭の小讃詞(コンダク)」
主ハリストスの降誕の状況が物語的に叙述されている。
「ムノーガヤ・レータ」
「ムノーガヤ・レータ」は「幾年も」という意味の教会スラヴ語で、「神の恩寵がいつまでも共にありますように」という
祈願を込めて歌われる。公祈祷以外の集会でも、しばしば特定の人々に対して神の恩寵が遣わされることを祈願して歌われることが多い。
※掲載している聖歌は東日本主教々区で頒布している「正教会聖歌CD」(¥1000税込み)、及び「正教会聖歌UCD」(¥1000税込み)に収録されています。
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