東京の大主教および全日本の府主教セラフィム座下は3月23日に満75歳を迎えられた。誕生日前日の22日にセラフィム府主教が東京復活大聖堂で司祷した大斎第四主日聖体礼儀では、セラフィム座下の3/4世紀の誕生日を多くの参祷者が祝い、健康と多幸を願って祈りを献げた。
聖体礼儀発放詞に続けて大聖堂昇壇(アンモン)で記念式が行われ、宗務総局長マルコ小池祐幸長司祭が府主教が翌日75歳を迎えることを参祷者に伝えると共に、日本正教会神品信徒を代表して祝辞を述べ花束を贈呈した。
母教会首座主教の祝意を伝えるために前日来日した、モスクワ総主教庁渉外局長アントニイ(セヴリュク)府主教座下が主日聖体礼儀に陪祷した。アントニイ府主教は、総主教祝状(下に全文を掲載)を記念式で代読し、教会勲章である勲一等「日本の大主教・亜使徒ニコライ章」および、二つのパナギヤと胸掛け十字架を代理授与すると共に、自らの祝意も伝えた。続けて、露正教会駐日代表部(ポドウォリエ)主管者ニコライ・カツュバン長司祭から祝辞と権杖(ヂェーズル)、同教会信徒代表から花束贈呈、駐日代表部所管の聖ソフィヤ女子修道院修道女から祝辞と花束贈呈がなされた。昨年11月に司祭叙聖されたパワェル・カツュバン司祭も同行した。
セラフィム府主教は謝辞を述べると共に、十字架金箔押し特製漆器に納めた亜使徒聖ニコライ不朽体、母教会首座主教宛とアントニイ府主教宛との計二片(へん)を贈呈した。
セラフィム府主教の健康と長寿、加えて、日本正教会の更なる発展を祈念して「幾歳も」が三唱される中、セラフィム府主教は参祷者を祝福した。幾歳も、いくとせも!! (正教時報編集部)
母教会首座主教発、祝状全文和訳は下記の通り。
-----
2026年3月23日 No.01/1280
東京の大主教及び全日本の府主教 尊貴なるセラフィム座下
尊貴なる府主教座下
座下の御年75歳の御誕生日というこの記念すべき日にあたり、心よりお祝い申し上げます。
「我(われ)を遣(つかわ)しし父(ちち)之(これ)を引(ひ)かざれば、人(ひと)我(われ)に来(きた)る能(あた)わず」(イオアン6:44)と私たちの主は仰せられました。円熟した年齢において神を知り、神を愛するに至られた座下は、ご自身の生涯を神に献げる決意をなさいました。ハリストスの葡萄園での多年にわたる熱切にして無私の働きを重ねられた後、座下は日本の光照者亜使徒聖ニコライの後継者となって、崇高な首座主教としての奉仕へと召されました。
「主に頼(よ)りて毅然(きぜん)として教(おしえ)を伝(つた)え」(行実14:3)、座下の配慮のもとに託された神の民の霊的成長を確かなものとするために努めながら、その堅固なる手をもって、座下は自治日本正教会という船を救いの穏やかなる港、すなわち天の王国へと導いております。
座下の功績を鑑み、またこの記念すべき節目に際し、亜使徒日本の大主教聖ニコライ第一等勲章を授与することが適当であると存じます。
この機会を得て、私は座下のもとに「和平(わへい)と聖(せい)神(しん)゜に由(よ)る喜(よろこび)」(ロマ14:17)があることを切に願うとともに、日出る国における正教のハリスティアニン等の益のための座下のご奉仕における力が祝福の中に新たにされることをお祈りしております。
主における愛をもって
+キリル
モスクワ及び全ロシアの総主教
-----

2人の府主教により献げられる大斎第四主日聖体礼儀のはじめ(3/22,東京復活大聖堂)

聖三の時の参祷者へのディキリ(二光燭)とトリキリ(三光燭)による祝福
「主や、天より臨み見てこの葡萄園に降り、爾の右の手の植付けし者を固め給え」

至聖所・宝座を囲む府主教と司祭ら

至聖所・高座に立つセラフィム府主教とアントニイ府主教、マルコ小池長司祭

聖変化にあたり、神聖神゜(せいしん)の降臨を祈る

セラフィム府主教75歳誕生日とアントニイ府主教来日の次第を伝える宗務総局長マルコ小池長司祭

日本正教会神品信徒を代表して祝辞を述べ花束を贈呈する宗務総局長マルコ小池長司祭

総主教からの祝意を伝える総主教庁渉外局長アントニイ府主教

教会勲章である勲一等「亜使徒聖ニコライ章」授与を伝えるアントニイ府主教

教会勲章である勲一等「亜使徒聖ニコライ章」の代理授与

勲一等「亜使徒聖ニコライ章」大綬(だいじゅ)と副章を着用したセラフィム府主教

二つのパナギヤと胸掛十字架の贈呈

謝辞と共に、十字架金箔押し特製漆器に納めた亜使徒聖ニコライ不朽体計二片(へん)を贈呈

「幾歳も」が三唱される中、参祷者を祝福するセラフィム府主教

総主教祝状